8月19日福島民報の民報サロン掲載、当社社長のコラム全文を、ホームページでも掲載致します。以下、その内容になります。(第6回目、最終回)
私には四人の娘がいます。夏休みで娘たちとの時間が増えました。あらためて観察すると、それぞれに個性があり、子どもって本当に面白いなと思います。姉妹みな顔の特徴が異なり、知り合いからも「四姉妹でみんな違うってすごいよね」とも。顔だけではなく、子育ての中で夢や楽しみ、悩みも四人分あります。父として、将来のことを考えるといずれ全員嫁いでしまうのかな、と寂しい気持ちになりますが「四人の宝」と一緒に過ごせる時間を大切にしていきたいと思います。
長女は私がサラリーマン時代に茨城県内の病院で産まれました。初めての子供だけに、出産当時はよく覚えています。里帰り出産のため、実家に帰っていた妻は木曜日夜に陣痛が始まり病院に行きました。私は金曜日の夜に病院に駆けつけました。なかなか産まれず、陣痛室で付き添いをしていた義理の母と交代で私が陣痛室に入りました。四床の陣痛室は他の妊婦さんがいましたが、男性の付き添いは私だけ。妻を含む妊婦さんたちの苦しそうな声を聞きながら、ただおろおろしていました。長女は無事に産まれましたが、二四五八グラムと小さかったことから、保育器で初対面しました。それからはすくすくと成長し、恥ずかしがり屋だった幼少期に比べ、だんだんと積極的になり、現在は中学生となって部活動のバスケットボールや勉強に励む努力家です。
次女は小学生。東京ディズニーランドでミッキーマウスを目の前にすると体が震えるほど興奮するなど、気持ちを素直に表現できる子どもらしい子どもです。家族でイベントに出掛けたり、プレゼントを買ったりする時は親として四人の中で一番やりがいを感じました。特に私が仕込んだクリスマスプレゼントは誰よりも大きな反応を示してくれます。昨年のクリスマスはサンタさんの存在を疑い始めていた様子でしたが、最近本人に確認すると「サンタさんはいるよ」と答えてくれました。今年のクリスマスも楽しみです。
三女は幼稚園生で、何かとこだわりが強い子です。小さいころから洋服は青色系が好き。ピンクの柄が少しでも入ると嫌がります。おもちゃは刀や鉄砲などが好きです。物への執着心もあり、外に行くと木の棒や鉄くずなどを拾い、家に持ち帰ってくることも度々あります。食への関心も高く、食事をする時はこちらが見ていて気持ちよいくらいに本当においしそうに、そして残さず平らげます。最近はお好み焼きにはまっているようで、夕方になると祖父を誘って近所のお好み焼き屋に行っています。「本当に幼稚園?」と思ってしまうほどです。
四女は保育園に通っています。お調子者で家族を常に笑わせてくれます。もちろんわがままを言って家族を一番困らせるのも四女です。三人のお姉さんにはかなりもまれているので三歳とは思えないくらいおませさんです。このペースでいったらどうなることやら将来が心配であり、楽しみでもあります。
子どもたちは掛け替えのない「宝」です。そして、四人の子を産み、共に育てている妻に一番感謝しています。(塙町塙、はなよし社長)